京都ぼっち日記

京都で孤独の楽しみ方を考えるブログです。

『韓国は一個の哲学である 〈理〉と〈気〉の社会システム』

この本の著者は小倉紀蔵先生である。

ここで,「先生」と呼ぶのは実際に大学で講義を受けている「先生」だからである。

講義での先生のお話がとても分かりやすく,面白かったので先生の著書を手に取ってみた。

元々日韓問題さらには,日中韓問題について関心を抱いていた自分にとってはとても興味深く,「なるほど」と思う部分が多かった。

一方で,疑問に感じる部分やよくわからない部分も多くあった。

これは,自分が今まで韓国の方とほとんど接したことがないからであろう。

隣国の人であるのに,ほとんど接したことがないというのは非常に寂しいことだと思う。

本の学校では,ALTとして主に英語圏の方との交流の機会はあったが,

なぜか中国の方や韓国の方と接する機会はなかったように思う。

このような事情で,僕にとってこの本の記述はある意味で誰だかよくわからない人で,うわさは良く聞くような人の紹介を受けているような気もした。

うわさすなわち日本人や日本の報道,韓国のメディアなどを介してつたえられた韓国人の「イメージ」と比べるほかなかった。

今の自分が韓国や北朝鮮を知るためには,このような書物ではなく,実際に接してみる必要があると感じた。

接したうえでこのような本を読まなければ,イメージだけが先行してしまい,いざ接してみようとなったときの障壁になってしまうと思う。

日本で日韓問題,日中韓問題が論じられるときにも同じようなことが起きていると思う。

三国は地理的に近接しているために,ニュースなどで情報に触れることも多い。

また,文化的にも似ているために,そのようなニュースを聞いただけで,相手の国を理解しているような気持になっていることが多い。

その「理解」はあくまで相手国の考え方に酷似した自国の考え方に基づいた理解であり,本当の意味での理解ではない。

本当の意味での理解をしていないにも関わらず,分かったような気になって相手国を語る人も多い。

これでは,いつまでたっても溝は埋まらないし,埋めようとする人もいなくなっていくだろう。

だから,必要なのは,無駄な知識や情報,報道ではなく,直接的なふれあいだと思う。

本のレビューではなく,単なるまとまりのない自分の意見を書いてしまった。

本については,自分が韓国の方と接する経験をある程度積んでからもう一度読み,「答え合わせ」をしてみたいと思う。

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